思い出巡りの旅した
おかしい。何かおかしい。
学生最後の夏休み。
そう思ってた。そう思ってたねんけどな。
海外とか行って、現地の人と友達になったり
沖縄のきれいな海を、彼女と満喫したり、
してるはずやったのにな。
日本はおろか、家からも出てない。
彼女と海満喫する前に彼女まずおらんやん。
もう、実家の猫と遊ぶだけ。
猫の動画撮ってストーリーにあげるだけ。
うん、まぁでも
可愛いからしゃーない。
もう構いすぎて嫌われそう。
そして、アマゾンのプライムビデオがすんごい。
ドキュメンタルとか、映画とか、海外ドラマとか、
やばい。ずっとみてる。
「どこにも行かないで」つって。
「まだ寝ないで」つって。
プライムがゆーてくるもんやから、
そんなん言われたら俺も、
「どこにも行かないよー」って。
「まだまだ寝ないよー」って。
気づいたらAM4:00。
結果、昼間めっちゃ眠くて夜全然眠たくない体になってしまう。
自律神経ブレッブレ。
そろそろちゃんと自立してほしい。
でも一応、ある目的のために実家帰ってきたんですよね。
それがこれ、
記憶の旅?みたいのしてきました。
自分の懐かしい場所を色々巡って写真に収める旅です。
やっぱり懐かしい!と思い出すことは色々あったけど
なんでこんなことしてんの。
8割方これが頭の中を占めてたよね。
もう頼むから地元のやつとかにばったりとかやめてくれ。
喋れる人ならまだいいけど、
「顔は知ってるけどそこまで喋れへんようなくらいの知り合い」とか、
絶対やめてくれ。
頼むから家で甲子園みててくれ。
そんなことを思ってやってましたね。
家を出るまでは本気でやめてしまおうとも考えてたんですが
これをやるためもあって、一眼レフを思い切って買ったので、
遊びに行くお金なんてものはまずないし、
もともと人誘うのも苦手やし、
もうこれくらいしかやることなかったんですね。
大学最後の夏休み、
これくらいしかやることなかったんですね。
知らず知らず自分を追い込んでいました。
自分のストイックさに少し自信を持ちました。
でもまぁ思い切って家を出たら案外楽しかったです。
でもまたこれをブログにするのも壁があって、
写真上げるのに時間がやったらかかる。
だから、
今あなたが見ているこれは、
いろんな障壁をのりこえた結果だということを心に覚悟して見てください。
いいですか。
覚悟しましたか。
ではその覚悟をベランダから放り捨てて左の小指で鼻でもほじりながら
空いている右の手でスワイプしってください。
・ 「ルネ公園」
このアーチの真ん中二つをリングにしてバスケとかしてた。
両脇にぶら下がって足で蹴りあって先に落ちたら負けみたいなゲームもしてた。
でもちんこ蹴られてトラウマなった。
このブランコも懐かしい。靴飛ばしとかしてた。
靴遠くに飛ばすだけで大笑いできるって素晴らしい。
座るところぐるって回して高くしようとしたら鎖で指挟んでトラウマになった。
この木、よく登ってた。
幹めくってたら蟻ブワー出てきた。トラウマ。
ここで野球とかしてたなぁ。
やだセンスはゼロやった。
キャッチボールとかコントロールなさすぎてトラウマやった。
なんやこれ
トラウマだらけやん。
中1の時、ここまで塾帰りに彼女を送ってたけど全然喋られへんかったの覚えてるなー、これもトラウマやなー。
なんかもうトラウマを探す旅みたいなってるな。
・「ばんば公園」
この山の滑り台めっちゃスピード出るし好きやった。
この上でデュエマとかしてた。
この中でもデュエマしてた。
カードに砂ついてデッキがキシキシなってもうてた。
・「エスエル」(本名は県立体育館のスポース広場)
小5の時はほぼ毎日くらい当時のミニバスのキャプテンと来てた。
ここが自分のバスケの原点といっても過言ではないかもしれない。
…いや、過言かもしれん。
でもそれくらい色々詰まってる。
ようゴール下のシュート外してたなぁ。
実はこれ撮るときにちびっこが練習中やったからかなり申し訳なかった。
「練習中ごめんね。横からリングとか撮ってもいい?」
「あ、どうぞ。(めちゃめちゃ怪しむ視線)」
んでコート開けてくれて、
もうほんま邪魔しかしてない。めっちゃごめん。
でも2人で一対一しててなんか自分と重なった。
聞いたら同じ小学校やし。
未来のスター選手たちやわ、頑張って欲しい。
・「SL公園」
で、ここがバスケの後に行くSL公園。
SLがあることが当然のようになってたけどよくよく考えたら珍しい。
初めてこんなまじまじと見た。
名物滑り台。いろんな遊びが生みだされた。
雨とかで湿ってる日は手無しで登れたり、
逆に晴れた乾いた日には滑りすぎて下のコンクリでけつ強打したり、変な滑り台やったな。
冬は、この近くにある自販機でバンホーテンのココア買って、
こんな感じで友達と喋ってた。
ええ感じやなぁ。
・「母校の小学校」
ここで 急に地面すれすれのアングル
特に意味はない。
校舎の中入りたかったけど無理やった…。
入口がすでに懐かしい。
待って、今の小学生プチトマトこんな上手にできるん。
すごいわ最近の小学生。
正味楽しかったの最初の種植えるときだけ。
持って帰るの最高にだるかったのしか覚えてない。全部枯れた。
体育館。
綺麗になってたけど形とかは変わってない。
懐かしい…
ここでズボンずらしして先生に怒られて泣いた。
謎の「ジャンプ」懐かしい
謎の「タイヤ」懐かしい
体育館裏だけ全然変わってなかった。
この裏とか、
この穴とか懐かしすぎてにやけてもうた。
ここ入ったら下の水路見たいなとこ行けたねんけど、
最初に入った奴マジですごいと思う。
「母校の中学」
中学校も校舎内撮らしてもらえへんかった。
体育館前。
ここで一年の時になんも考えずにガム食べてたら顧問の先生にブチギレされて泣いた。
ただただ恥ずかしかった。
ここで前日の夜に風呂場でマスターした指笛をみんなに披露しようとしたら
興奮しすぎて酸欠なってフラってなって爆笑してた。
「友達ん家への道のり」
小5の時にチャリで行きまくってた友達の家への道のり。
これがまた懐かしくてたまらんかった。
行く予定してなくて、たまたま
「うわ!これあの道やん!」
ってなったからむちゃワクワクした。
このお酒売ってる自販機見つけたときの興奮はすごかった。
これ覚えてる!!みたいな
これ、この坂。
写真で見たら全然急じゃなくて悲しいけど、結構急な坂で、
これを自転車で駆け上ってた。
リアル「日の当たる坂道を自転車でかけ登る」ってた。
・「ジュラシックパーク」
だんだんテンション上がって友達の家通り越して進んでみた。
正味この辺とか歩いてくるような場所ちゃうし、
多分太陽の光で頭やられてたと思う。
元からやられてるのに余計やられてた。
で、この辺に傾斜がすごくて、そこを自転車で滑走する様から「ジュラシックパーク」と名付けられていた坂があったことを思い出した。
今思うとジュラシックの要素ゼロやけど。
子供の想像力すごい。
んでそれを探そうと思ってウロウロした。
途中にチップスター売ってる自販機見つけて、これまた興奮した。
懐かしい!
小学生ながら感動したの覚えてる。
「自販機ってジュース以外も売れるん!!」って。
んでしかもこの前で、同じクラスの女の子たちと遭遇して、みんなで一緒に遊ぼうみたいになって、その中には好きな子もいて、チップスターを買ったその子が、
「食べる?」
って言ってくれたっていうことがあった(ようななかったような)から
まだチップスター売ってることに感動した。
そして「ジュラシックパーク」見つけた。
この坂が「ジュラシックパーク」
やっぱりジュラシックの要素はゼロやった。
この一直線の坂をチャリで爆走してきゃっきゃ言うてた。
今もちょっとだけやりたくなった。
この辺で、さっきから
坂と自販機見つけて喜んでるだけな気がする
と思った人は多分国語の成績が良いですね。
・「相模川上流」
こんなにスムーズに行きたいとこ見つけられて、
「これなら相模川もいけるんちゃう?」
って思った。
相模川っていうのは川遊びしたりサワガニ捕まえたりしてた川のことで、
確かこの辺やったような気がする、くらいしか覚えてなかったけど、
ここでひらめいた。
「この横の川辿ったらたどり着くんちゃう?」
そしたら、
40秒ぐらいで見つけた。ここがその相模川。
さっきの写真でみてもすぐそこなのがお分かりいただけるだろう。
目と鼻の先にあった。
もはや近すぎて目と鼻と耳と口の先くらいのあった。
当時のガキ大将の子がこの川でサワガニとって、
ここで解体してた。
ひたすらサワガニ解体してた。
石でガンって。
んで、「うわっきったな!かにみそや!」言うてた。
かにみそて、残酷極まりないわ。
この奥、4人くらいで一列なって進んで行ったけど
蛇が怖すぎて途中で逃げたんやったかな。
今もう、よう行かんな。
・「母校の高校」
最後に高校篇。
通学路。滋賀から京都まで通ってた。
この辺で毎朝、丸坊主色黒教師が立って
白線を越えることを頑なに怒鳴ってきてたなぁ。クセ強かったなあの先生。
この両サイドからのスピード落とせも懐かしい。
うわ、スピード落とさな!ってなって歩くスピード落としてたなぁ。
手前のスピードの文字黒やのに奥のスピードだけ赤文字も意味わからんかったな。
手前も赤くしたええやん!注意促したらええやん
!塗料的な問題?もう赤いのなかったん?
そんなことを考えさせられる通学路やったな。
(全部いま考えた)
(これにいたっては何も懐かしくない)
てことで到着。
校舎入ってる時間なくてあんまり撮れてなかった。残念。
部活遅刻しそうなときこっちの道で京都駅から走ってきてた。
ローファーで。ローファーの響きすら懐かしい。
はい、記憶の旅、
こんな感じでした。
この記事、長々と写真載せてきたけど
ほんまに10回くらい書いてる途中で挫折して投げ出してた。
やっぱり思い出は一人で楽しむより何人かで懐かしいなぁって言い合う方が千倍楽しいことを思い知った。
オチもないししょうもないけど、
ここまで読んでくれてありがとうございます。
おしまい。